徐惟恩

徐 惟恩 Wei-en Hsu

ピアノ・指揮・作曲・コレペティトゥール

2010年リスト国際ピアノ・コンクール(米国ロサンゼルスで開催)の優勝者で、その他、数多くのコンクールの受賞歴のあるシュは、現在、アメリカ、ヨーロッパ、アジアにて多忙な楽家として活躍している。近年ではバロック・オペラやピアニスト向けのレチタティーボの技法等、古楽のスペシャリストとしても地位を築きあげてきている。同時に、同年代の作曲家たちと共に現代音楽の促進活動に努めている。

そのシュは、オペラ香港、香港フィルハーモニック・オーケストラ、ワン・ワールド・シンフォニー、ブリティッシュ・ユース・オペラ、ブルックリン・オペラ・カンパニー、ウェスト・ミュージック・アカデミー、アスペン・オペラ・シアター・センター、シンシナティ大学音楽学校、アモーレ・オペラなどでの数多くのオペラ制作において、コレペティとして活躍してきた。イタリア語、ドイツ語、フランス語、英語、ラテン語、ロシア語、韓国語、中国語、そして台湾語での指導能力もある。

08年、ワイル・リサイタル・ホール(カーネギー・ホール)にて、ソロ・ピアニストとしてデビュー。 09~10年の間、ブルックリン・オペラ・カンパニーに、ピアニスト、監督、指揮者などとして迎えられた。10年と11年のソングフェストでは声楽指導者の一員として務めた。ニューヨーク・ポケット・オペラの創設者/監督、メトロポリタン国際音楽祭専務理事、ヴァイタル・オペラの創設メンバー、モア・ザン・ミュージカル(香港)と深圳ユース・オペラ・センターの芸術監督も務めた。

台湾出身であり、国立台北芸術大学ピアノ専攻を卒業し、ジュリアード音楽院を卒業。ジュリアード音楽院から、ロンドンの英国王立音楽院への唯一の交換留学生として選出され、04~05年の間、Malcom Martineau やAaron Shorrと共に勉強した。ジュリアード音楽院ではJonathan Feldman とMargo Garrettに師事。04年夏、特待生としてウェスト・ミュージック・アカデミーでWarren Jonesに師事。オールドバラでの Britten-Pearsヤング・アーティスト・プログラムのロシア民謡マスタークラスにはSergei Leiferkus、Semion Skiginと共に招待された。

12年9月より、香港演劇学院でコレペティを担当している。